☞これまでの祐気取りでは、あまり考えてこなかった“飲泉”について急に思い立ち調べたところ、割と近い距離にあったので超ラッキー☆と調子づいた①からの続きです。
飲泉所に向かうことを決めて、色んな意味で激アツの足湯を後にしました。
車に戻るとエアコンの風量を最大にして助手席の吹き出し口も全てこちらに向けて、
足湯までの往復で汗だくになった体を落ち着かせてから、
前日夜に発見して「ココに絶対行く!!!」と決めていたお店に昼食に向かいました。
🍴 🚙三
老舗の風格漂う、地元で人気の鰻屋さんに到着。
日曜日のお昼時ということもあり、品の良い年配のご夫婦や家族連れで混みあっておりましたが、1人なので空いていたカウンター席にすんなり座れました。
私が熱望していたのは『特大えびフライ』です。鰻じゃないんかい!
全然岐阜グルメではないですし、岐阜は内陸なので海鮮が特産物でもないと思いますが、口コミを見て美味しそう過ぎて他の候補を凌駕してしまいました。
だって、メニュー画像のえびフライの大きさたるや…最近細っそーいのにしか出会っていなかったので期待大!わくわく!!!
ここで更に、やはり評価の高かったカニクリームコロッケとの合い盛りにするか悩む。
えびフライ1本とカニクリームコロッケ1個のセットがあったのですが、海老1本では物足りない…カニクリームも食べたい…
で、結局えびフライ定食にカニコロを1個追加してもらうことにし、またしても「ご飯少なめ」で対応することに。
…結果、前評判を裏切らない名店でした。
衣は最低限で一切かさ増ししていないのに、目一杯に口をあけて頬張らないと入らない位ものすごく太い海老✨
ねっとりまではいかないけれど、ぷりっぷりというよりは少しだけプチプチと筋がほどける程度の甘く柔らかい旨さで口の中が埋め尽くされて…幸せ過ぎて目を閉じて味わう。
(海老好きの方なら、この表現で分かってもらえるだろうか)
こんな幸せのために普段働いているんだな… 私、生きてる………!!!
カニクリームコロッケは、大袈裟でなく拳大の大きさ!で割ってみると蟹の身も、ものすごく沢山入ってる!!!
(ただ、こちらは少し甘みが強くチーズも入っていたので、蟹の旨味はあまり感じられず私はそこまで好みではなかった……が思い残すことがなく頼んで良かった)


名前通りだけど予想以上に『特大』だったえびフライ2本に加え、本当に拳大のカニコロ、そして事前に提供された具沢山な海鮮サラダと、フライに付け合わせのポテサラ&千切りキャベツ…
食いしん坊な私でも胃は決して大きくないので、想定外の海鮮サラダのボリュームにご飯少なめでは対応しきれず、欲張ったことを途中で少し後悔。
普段の外食から余程不味くない限り残しませんし、ましてや自分から増量した時はお金を払っていると言えども残さないのがマナーだと思っているので、限界を超えて詰め込みました。
こういう時、自分はまだまだ欲望を抑えきれない子供だな…と少々情けなくなります。
美味しく食べられる量で大人の理性をもって注文したいものですよね。
それでも、なかなか来られない場所で食べたい物が食べられて、お腹以上に気持ちが満足したので、心置きなく飲泉所に向かいます!
♨ 🚙三
車で40分ほど走りました。
到着したのは「湯屋温泉飲泉場」。

こちらも、調べて発見した時の口コミで「汲んで帰る人が多い」「この温泉水で湯豆腐やお粥を作るとトロっとして美味しい」とあったので、途中の100均で空の2ℓペットボトルを買って行きました。
炭酸含有量が非常に多いとのことで、ずっと一定に出ているのではなく、時々止まったり「ブシュッ、ブシュシューーーッ」と出たり、ミニ間欠泉みたいな感じで面白いです。
2ℓペットボトルはあっという間にいっぱい。
最初は無色透明ですが、空気に触れると徐々に酸化して茶色くなっていくとのことなので、完全に満たしきってから隙間なくキャップを閉めると酸化しなくて良いみたいです。

なるほど、確かに足元の方は酸化した色がすごい。茶色い。
こういう情報を事前に教えてもらえるというのは、遠方からで滅多に行けない民にとっては失敗が少なくていいですよね。
この飲泉所を知れた上に、事前にペットボトルを用意できて空気が入らないようにすることまで教えて貰えたこと、改めてGoogleMapや口コミのありがたさを感じますな~
このようなツールが存在するからこそ、私のような行き当たりばったりの一人旅でも充実できるんだと思います。
改めてITの進化と口コミを書いてくださる方々に感謝感謝です。
持ち帰り用とは別に、500㎖のジャスミンティーが入っていたペットボトルに、今すぐ飲む用を汲みました。
飲んでみる………鉄の味がすごい!!!いわゆる血の味…
炭酸があるからまだ飲めるけど、なかなか手強くゴクゴク飲むには慣れが必要だなと。
私は香りが独特な物(パクチーや漢方薬など)が全然イケるタイプ。それでもちょっと厳しかった。
でも、胃腸にかなり良く糖尿病にも効くんだとか。
さっき食べすぎちゃったしなるべく沢山飲もう!
味もさることながら、一番面白かったのは“温泉”でありながら温かくないこと。
いや、実際は加温している温泉施設も沢山あるので、気にしていなかっただけで本当は良くあるのかもしれないですが、こういう湧き出ているポイントで触って温かくないのは初めての経験でした。
めちゃくちゃ気になって調べてみると、いわゆる「冷鉱泉」らしく、8.2℃だそうです。
『サイダー泉』と呼ばれるほどの天然炭酸泉で、その特徴を生かすために源泉風呂と加温風呂の両方を提供するとのこと。
人工炭酸泉にしか入ったことがなかった私は、俄然この温泉に入りたくなってきました!
でも周辺の施設は日帰り温泉はどこもやっておらず宿泊者のみ。宿泊なら源泉を使用した湯豆腐やしゃぶしゃぶも食せるらしいのですが、今日は別の所で宿泊予定…諦めるしかないか…
どうしても諦めきれず調べていると、
厳密には成分が異なるものの似通った源泉の日帰り温泉施設を、車で5分のほど近い場所に発見しました!
なんと営業は土日祝のみ。本日は日曜日。
なーーーーーにーーーーーー!?行けちゃうじゃないか!
最っ高!神様ありがとう!!! GoogleMapと口コミありがとう!!!
♨ 🚙三
同じ天然炭酸泉の「ひめしゃがの湯」に向かう道中、やたらと「飛騨小坂の滝めぐり」の看板が目に入りました。
5個めの看板ぐらいで「そんなに推す観光地なの?」と気になりすぎて広い道で路駐して調べると、『日本一の滝の数(200以上)を誇る』との事で、皆さんがアップしている画像も美しいし、なかなかの景色が見られそう!
『最短コース30分』『わずか5分でメインの滝が見られる』とあって気軽に散策できそうだし、暗くなったら行けないので温泉よりも先に行ってみることにしました。
到着したものの、連休でもない普通の日曜の夕方に差し掛かった時間。
だだっ広い駐車場に車は一台も無く私1人。
夏の16時頃なのでまだまだ明るいのですが、周囲が柱状節理の切り立った渓谷や山で囲まれているので太陽は既に崖に隠され、若干薄暗い感じはありました。
こんなスポットを独り占め???
ヤバ!もうラッキー続きじゃん!!!と鳥肌を立てながら車を降りました。


ワクテカで散策道の入り口へ向かうと、なんと『クマ出没注意』の立て看板が…!!!
えっ!マジで? 直前とは別の鳥肌がゾワッ。
確かに最近多いけど… えっ熊鈴も持ってないしどうしよ… 襲われても通報してくれる人も居ないし気づかれるまで時間がかかるな…
ここで突然やってきた1人旅のデメリット。
でも、吉方位で来てるんだから大丈夫だよね…
不安を抱えながらも、「せっかく来たんだし」という思いが勝ってしまう。
これって山で遭難する一番危ない考え方らしいんですよね。
(道が間違っていると分かっていながら「ここまで歩いたのだから」と来た道を戻る選択が出来ない)
調べたところ、最近の熊は熊鈴にも慣れ過ぎて居場所を知らせる逆効果にもなっているので、なるべく知らない音を出すと良いのだそう。
という訳で、スマホで音楽を鳴らして大きめの声で歌いながら進んだり「お邪魔しまあーーーーーす」「ごめんねーーーー来てますよおーーーー来ないでねえーーーー」と叫んでみたり。
他の人が居たらものすごく恥ずかしい行動。動悸息切れを感じながら進みました。




1人歌い/叫び作戦が果たして功を奏したのか奏さなかったのか、30分コースを歩ききって危ない事は一切なく駐車場まで戻ってくると、ちょうど一台の車が散策を諦めて帰るところでした。
あちら側も「あ、あの一台しか停まってない車の人が戻ってきたみたい」という感じで私の方をチラチラ見ながら3人で相談し、一旦は停まったものの結局帰られてしまいました。
この状況では確かに不安ですが、「5分行って戻ってくるだけでも素晴らしい景色が見られますよ」と教えてあげたかった… 話しかけてくれればねぇ~。
勿体ない気もしますが、でも私とは相反する賢明な?大人な?理性的な判断ですね。
とりあえず何事もなく生きて帰って来られたからこそ言えるのですが、行って本当に良かったです。
ただ、急遽行くことにしたので飲み物を先ほど汲んだ温泉水しか持っていかず、
散策中にハラハラドキドキした分緊張して喉が渇きましたが、
階段をたくさん上下したせいで胃から逆戻りしてしまったのか、温泉水の塩分で食道が焼けるように感じました。
み、水が…純粋なお水が飲みたい…
でもその前に🚻行きたい…駐車場のトイレは暗くて誰も居ないのに虫がいるからちょっと怖い…
どちらも温泉まで我慢する!急げ!!!
ひめしゃがの湯の詳細と、祐気取り効果の詳細は③に続きます☞